尾瀬

尾瀬(おぜ)は、福島県・新潟県・群馬県の3県にまたがる地域である。中心となる尾瀬ヶ原は約 1万年前に形成されたと考えられる、日本を代表する高標高地の湿原であり、その大部分は高層湿原であるため、日本最大の高層湿原でもある。尾瀬ヶ原のほか、尾瀬沼や至仏山、燧ヶ岳等が含まれる国立公園特別保護地域が「尾瀬」地域であると考えられるが、広義では登山口の大清水や御池あたりまで尾瀬とされることもある。
歩道以外への立ち入りが厳しく制限され、ごみ持ち帰り運動の発祥地であるなど、日本の自然・環境保護運動の象徴でもある。

■概要
1934年に日光国立公園の一部として国立公園に指定され、1953年に国立公園特別保護地域、1956年には天然記念物(天然保護区域)に、1960年には特別天然記念物に指定されている。2007年8月30日には日光国立公園から独立し尾瀬国立公園となった。日
本百景にも選定されている。
自然の宝庫である尾瀬は活火山である燧ケ岳の噴火活動によってできた湿原であり、ミズバショウやミズゴケなど湿原特有の貴重な植物群落が見られる。ほぼ全域が国立公園特別保護地域および特別天然記念物に指定されており、既にある道以外の場所への立ち入りが禁止されている。
このような湿原としての重要性から、日本国政府は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」(ラムサール条約)が指定する湿地の候補として選定した。2005年10月21日には国内での登録を終え、2005年11月8日第9回会議で正式に決定
された。